個人情報保護士認定試験を受けてみた

at 2022-03-14 00:33 (UTC)

Fintech に携わっている以上、個人情報保護やマイナンバーに対する知識は必要というわけで個人情報保護士を受けてみた。

当日の YouTube での回答速報で自己採点した限り、前半が 30/50 で紅斑が 43/50 ということでよほどの調整がないと不合格だろう。

多分不合格の人間がいうのもかっこ悪いが、正直言って少なくともエンジニアにとってあまり取得する価値のある資格ではないなと感じた。

まず、資格自体について。最後に士がついているが情報処理安全確保支援士とは違い、国家資格ではなく民間資格である。(情報処理安全確保支援士も名称独占だけとちと残念な資格だけど)

なので、世間一般的にはこれを持っていれば有利に働くことはほとんどない。そういう業務をしている会社なら考慮してくれるかな?といったレベル。

そして試験内容。個人情報保護士は前半50問は主に個人情報保護法やマイナンバー法に関する問題で、後半50問が対策やセキュリティに関する問題。その両方で基本的に 70% 以上で合格らしい。(過去には調整が入って 64% だったりしたこともあるらしいが)

で、その前半の法律に関する問題が勉強していて不毛なのだ。自動車免許の学科のように「それって受け取り方次第でかわるんじゃない?」みたいな問題や、よくわからん言い回しでこねくり回した問題が多い。

個人的にはより重要なのは後半の対策に関する知識だと思うので、30:70 ぐらいの配分にした方がいいと思う。違反時の罰金の金額答えられたら個人情報が守れるのか??

そして、今年は令和4年4月に施行される内容も含んでおり、過去問ベースで学習していたのでそんなものは知らなかった。なんだ?仮名加工情報って??

まあ、出題するのは問題ないと思う。確かに法律が変わる以上キャッチアップするのは我々の務めである。

しかし、その法改正に対応した公式テキストの発売が試験の3日前とはどういうことだ!?

よほど主催する有料セミナーなどに行かせたいんだなという感想しかない。

落ちたのも悔しいのでリベンジしたい気持ちもなくはないが、正直言って全日本情報学習振興協会の資格は受けたくねーな。

まあ、公式テキスト1冊買って1週間程度学習しただけで受験したので、自分が舐めていたのが悪いと言えばそれまでなのだが